米国IIHS(道路安全保険協会)は2月上旬、BMWの「i」ブランドのEV、『i3』の2017年モデルの衝突テストの結果を発表した。最高評価には届かなかった。
IIHSの「トップセーフティピック」を獲得するには、前面衝突、側面衝突、追突想定、スモールオーバーラップ衝突、ロールオーバー(車両転覆)の各耐衝撃性能試験の全てにおいて、最高の「Good」となることが必要。また、前面衝突予防評価において、「Basic」を獲得することも求められる。
さらに上の「トップセーフティピック+」を獲得するには、トップセーフティピックの耐衝撃性能試験での最高評価とともに、前面衝突予防評価で「アドバンスド」、「スーペリア」のいずれかの獲得が必要になる。また2016年からは、ヘッドライト性能評価が導入され、「Good」、「Acceptable」のいずれかの獲得も必要。
2017年モデルのi3の衝突テストは、追突想定テストの「Acceptable」を除いて、すべて「Good」評価。前面衝突予防評価は「アドバンスド」。ヘッドライト性能評価は「Acceptable」。追突想定テストの結果により、総合での最高評価を逃した形となっている。