12日午前10時30分ごろ、秋田県由利本荘市内の国道107号を走行していた軽ワゴン車が対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた中型トラックと正面衝突する事故が起きた。この事故で軽ワゴン車側の2人が死傷している。
秋田県警・由里本荘署によると、現場は由利本荘市東由利宿付近で片側1車線の直線区間。軽ワゴン車は斜行するようにして対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた中型トラックと正面衝突した。
衝突によって軽ワゴン車は中破。助手席に同乗していた76歳の女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打に伴う外傷性ショックが原因でまもなく死亡。運転していた同市内に在住する77歳の男性も頭部強打の重傷を負った。トラックを運転していた同市内に在住する57歳の男性にケガはなく、警察では自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で事情を聞いている。
事故当時、現場の路面にはシャーベット状の雪が積もっており、轍も形成されていた。警察では凍結路面でスリップしたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。