【ホンダ CB1100 新型】触ってみたくなる“ハダ”のような塗装面…やわらかさ、暖かさを感じる

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モデルチェンジを機に、塗料から見直しを図ったホンダ新型『CB1100』シリーズ。車体製造モジュール・CB1100塗装領域PL・北田康文氏はこう言う。

「今までは、原付二輪や大型バイクといった車格の違いはあっても、等しく良いレベルで塗装表面を管理していました。私達はそのような“ホンダの品質は一つ”という考えや、それを守ることに誇りを持っています」

「しかし今回、CB1100への取り組みを通して、あえてそこに目を向け、改めて考える必要があるのでは、と。新型の塗装では、さらに上のレベルを目指し“違い”を意識しました」

「熊本製作所の量産塗装設備での適用を前提に、塗料メーカーと開発した“高品質外観クリア塗料”で、私達がつくりあげる製品の表情をひとつ拡げることが実現できたと考えています」

「とはいえ、実際の商品は、私達が“いかに苦労したか”ではなく、“お客様自身の好み”が購入の決め手になると思っています。この塗装が実現できた今こそ、私達がお客様の好みを意識できる大きなチャンスだと考え、まるで“触ってみたくなるハダ”のような塗面を、お客様に“いかがですか”と聞いてみたいと思っています」

下地の水研ぎと手塗りを重ねたような平滑度の高い塗面により、フューエルタンクの曲面はいっそうクリアに景色を映しこむ。

「CB1100RS」では2色(グラファイトブラック、キャンディープロミネンスレッド)、「CB1100EX」では3色(キャンディープロミネンスレッド、パールサンビームホワイト、パールシャイニングイエロー)のカラーバリエーションを設定する。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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