スバル富士重、売上高過去最高も営業利益3割減…円高が影響 第3四半期決算

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スバル・レガシィ(北米モデル)
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富士重工業(スバル)は2月8日、2016年4~12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は2兆4279億円(前年同期比+0.4%)、営業利益は3068億円(-29.6%)、経常利益は2972億円(-31.5%)、純利益は2075億円(-38.6%)。売上高は5期連続で過去最高となった。

スバル車の全世界販売台数は、前年同期比10.3%増の78万6000台。国内販売では、軽自動車が前年を下回ったものの、登録車では『フォレスター』などが順調だったことから、同5.6%増の10万6000台となった。海外販売では、北米を中心に『レガシィ/アウトバック』が好調に推移し、同11.1%増の68万台となった。北米販売台数は8期連続、全世界販売台数および海外販売台数は5期連続で第3四半期累計期間として過去最高となった。

連結売上高は、販売台数の増加などにより、為替変動の影響などを吸収し、同0.4%増の2兆4279億円と減収。損益は、販売台数の増加や原価低減の進捗などがあったものの、エアバッグインフレータに起因する品質関連費用を中心とした諸経費や試験研究費の増加、為替変動が影響し、営業利益は同29.6%減となる3068億円となった。

通期連結業績見通しは、為替変動の影響を織り込み、上方修正。売上高は3兆3100億円(前回予測比+1300億円)、営業利益4100億円(+370億円)、経常利益4120億円(+150億円)、純利益2900億円(+120億円)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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