昨年11月、東京都大田区内の区道で4歳の男児を自転車でひき逃げし、重傷を負わせたとして、警視庁は3日、同区内に在住する19歳の少年を重過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で書類送検した。容疑を認めているという。
警視庁・大森署によると、問題の事故は2016年11月7日の午後3時20分ごろ発生している。大田区大森東3丁目付近の区道(車線区別のない幅員約4mの緩やかなカーブ)で、道路に面した幼稚園の敷地内から進出してきた4歳の男児に対し、進行してきた自転車が衝突。男児は転倒した際に頭部骨折などの重傷を負ったが、自転車はそのまま逃走した。
警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場付近に設置された防犯カメラ映像の分析を進めていたところ、同区内に在住する19歳の少年が容疑に関与していた可能性が高くなり、任意で事情を聞いていた。
少年は事故後に自転車を処分しており、この件を追及したところ、「怖くなって逃げた」などと容疑を認めたことから、警察は重過失傷害などの容疑で書類送検している。