【SUPER GT】名門トムス、KeePer号に「翼をさずかる」…レッドブルJapanがサポート

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
レース界のビッグブランド「Red Bull」が、ついにSUPER GTにも本格参入。
  • レース界のビッグブランド「Red Bull」が、ついにSUPER GTにも本格参入。
  • 37号車は今季もKeePerがチームのタイトルスポンサー。さらにレッドブルのサポートを得る(写真は昨年のレクサスRC F)。
  • 今季型GT500マシン『LEXUS LC500』。
  • 今季型GT500マシン『LEXUS LC500』。
  • 左端からロシター、中嶋、キャシディのトムス勢(右のふたりはセルモの立川祐路=最右、石浦宏明=右から2人目)。
  • 36号車はauカラーで戦う(写真は昨年のRC F)。

SUPER GTのGT500クラスに2台体制で参戦している名門チーム「トムス」(TOM'S)は、2日、レクサス(トヨタ)全体の2017年参戦体制発表に併せ、自チームの今季詳細陣容を公開。37号車『KeePer TOM'S LC500』には、レッドブルJapanからのサポートを得ることとなった。

今や世界的知名度を誇るエナジードリンクブランド『Red Bull』(レッドブル)。特にF1を中心にしたモータースポーツとの融合で知られるが、これまで日本のトップレースシーンとは深いつながりがなかった。それが今季、ついに名門トムスを(レッドブルJapanが)サポートするかたちで本格初登場を果たすことになる。

レッドブルJapanがサポートするのは、平川亮とニック・キャシディの若手コンビが駆る37号車(平川は昨年末に日本人ドライバーとして初めてのレッドブル・アスリートになったという)。マシンは今季規定に合わせてスタンバイされた新型『LEXUS LC500』だ。監督は日本人初のルマン24時間レース総合優勝者、関谷正徳が今季も務める。タイトルスポンサーも昨季までと同様、カーコーティング等でおなじみのKeePer技研。

なお、今季はレッドブルのジュニアドライバー(F1候補生)であるP.ガスリーがスーパーフォーミュラにホンダエンジン搭載チームから参戦することが決まっているが、これと今回の『#37 KeePer TOM'S LC500』に関する動きは基本的に別個のもの。とはいえ、2017年は日本のレース界にとって“レッドブル元年”という側面ももったシーズンとなり、話題化しそうだ。

トムスのもう1台のGT500参戦車は『#36 au TOM'S LC500』。通信王手au(KDDI)から2年目のサポートを受けて戦う。ドライバーは3年ぶりにコンビ結成となる中嶋一貴&ジェームス・ロシター。優勝経験コンビだけに期待は大きい。

3年ぶりにSUPER GT復帰の中嶋は、WEC(世界耐久選手権)、スーパーフォーミュラ(今季もトムスから参戦)と併せての3シリーズ並行参戦も3年ぶりとなるが、ゴールデンウイーク(5月3~4日)開催のSUPER GT富士戦に関しては、同一週内の開催であるWECスパ・フランコルシャン戦に参戦するため欠場の予定。このレースでは、昨季までのトムスのレギュラードライバーであり、今季は36号車の監督を務める伊藤大輔がロシターと組んで参戦する。

話題豊富な名門トムスの2017年陣容。その戦いぶりはもちろんだが、まずはレッドブルのサポート決定により、例年以上にファンの視線を集めることとなりそうだ。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集