メルセデスベンツの日本法人、メルセデスベンツ日本は1月26日、『Sクラス クーペ』に関するリコール(回収・無償修理)を、国土交通省に届け出た。
今回のリコールは、フロントシートベルトの不具合が原因。前席左右のシートベルトにおいて、シートベルトフィーダ用コントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、シートベルトフィーダが正しく作動しないことがある。
そのため、シートベルトフィーダが適切な位置で停止せず、乗員の拘束が不十分となり、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。また、シートベルトプリテンショナが作動するとシートベルトフィーダが破損し、破片で乗員が負傷するおそれがある。
リコールの対象となるのは、Sクラス クーペの「S400 4MATICクーペ」「S550クーペ」「S550 4MATICクーペ」「メルセデスAMG S63 4MATICクーペ」「メルセデスAMG S65クーペ」の5グレード。2015年3月16日から2016年4月6日までに輸入された合計118台がリコールに該当する。
メルセデスベンツ日本は、「シートベルトフィーダ用コントロールユニットの制御プログラムを書き換える」と説明している。