民家敷地内で暴走、塀を突き破りJR線の架線柱に衝突---電車は手前でストップ

自動車 社会 社会

23日午前8時30分ごろ、福岡県糸島市内にある民家敷地内で乗用車が暴走してブロック塀に衝突。これを突き破り、壁に隣接していたJR筑肥線の架線柱にぶつかる事故が起きた。運転していた女性が重傷。軌道内に壁の破片が散乱したために列車の運行が一時ストップした。

福岡県警・糸島署によると、現場は糸島市荻浦付近。乗用車は駐車のために民家敷地内へ進入していたが、突然加速。前方のブロック塀に衝突してこれを突き破り、壁を挟んで反対側にあったJR筑肥線の架線柱にも衝突する状態で停止した。

この事故でクルマを運転していた同市内に在住する64歳の女性が腰の骨を折る重傷。軌道内にブロック塀の破片が散乱したため、接近していた普通列車(唐津発/筑前前原行き、3両編成)が現場手前でストップ。5分程度の遅れが出たが、列車の乗客乗員約80人にケガはなかった。

警察では負傷した女性がアクセルとブレーキを踏み間違えたものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース