日本自動車タイヤ協会は、都道府県警察、運輸支局、NEXCO 3社、自動車およびタイヤ関連団体と協力し、2016年(1月~12月)に全国で36回の路上タイヤ点検を実施、その結果をまとめた。
タイヤ点検は、高速道路451台、一般道路1218台の合計1669台で実施。調査結果によると、点検車両のうち、タイヤに整備不良があった車両は264台、不良率15.8%。2015年点検結果に比べ8.0ポイントの減少となっている。道路別では、高速道路のタイヤ整備不良率は27.3%で0.2ポイントの増加、一般道路では11.6%で10.3ポイントの減少という結果となった。
タイヤの整備状況を項目別にみると、不良率1位は「空気圧不足」で10.7%、次いで「偏摩耗」2.9%、「タイヤ溝不足」1.9%の順となっている。不良率を2015年の結果と比較すると、「外傷」は0.2ポイント、「釘・異物踏み」0.1ポイント、「空気圧不足」6.5ポイントそれぞれ減少、「タイヤ溝不足」は0.1ポイント増加している。
また、道路別でみた不良率を2015年の結果と比較すると、高速道路では「空気圧不足」は0.2ポイント減少、「偏摩耗」は0.7ポイント増加。一方、一般道路では「空気圧不足」が8.2ポイント、「偏摩耗」は0.4ポイント、それぞれ減少した。