スズキ二輪事業本部の伊藤正義 本部長は、1月18日の『GSX250R』および『ジクサー』の新車発表会で、同社の二輪事業部の取り組みについて説明した。
まず、昨年10月のケルンショー(ドイツ INTERMOT)にてスズキは、『GSX-R1000』『GSX-R1000R』『V-Strom1000』『V-Strom650』『GSX-S750』『GSX-R125』といった5機種を発表。さらに11月のミラノショー(イタリア EICMA)では『BURGMAN400』『GSX250R』『V-Strom250』『GSX‐S125』という4モデルを発表し、合計9つの新型を2017年モデルとして市場投入する。
これらは国内でも販売していく方針で、GSX250Rについては4月17日より発売をスタートする。
「海外では、スズキはMotoGPもやっていなかったですし、新型車もしばらく出なかったものですから、スズキは2輪を辞めるんではないかなどと噂話が出ていましたが、我々は新機種9モデルを出すために懸命に設計を進めておりました」(伊藤本部長)
スズキは2015年よりMotoGPへ復帰参戦中で、16年の第9戦イギリスGPでは9年ぶりの優勝を果たしている。
GSX250Rについて伊藤 本部長は次の通り解説する。
「見て分かるとおり、デザインも重視して開発しています。いま、バイクはひと目見てカッコイイと思っていただけなければ、みなさんのショッピングリストに入れていただけません。もちろんスズキの技術力でつくっているので、性能は間違いありません」
「グローバルな生産拠点からの供給ということで、GSX250Rは中国で生産いたします。中国にてインターネットで先行発売したところ、即座に900台が売れました。中国でもたいへん好評を得ています」