生物専門図鑑の読み放題サイト---「図鑑.jp」植物、野鳥図鑑を公開

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図鑑.jp
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  • 「図鑑.jp」の特長
  • 名前や科名での横断検索
  • 検索結果画面
  • ユーザー投稿画面
  • 図鑑閲覧画面(有料)

 インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける「山と溪谷社」は、日本の生き物専門の図鑑読み放題サイト「図鑑.jp」の提供を1月17日に開始した。オープン時は植物と野鳥ジャンルの図鑑を用意。両ジャンルとも定額で専門性の高い図鑑が読み放題となる。

 「図鑑.jp」は、専門性の高い生き物図鑑を電子書籍の読み放題・定額制で提供するWebサービス。図鑑の閲覧に加えて、ユーザーが質問・報告できる投稿コーナーが設けられており、生き物の名前や科名で図鑑や投稿を横断検索することができる。

 サイトオープン時は「植物」「野鳥」の2ジャンルからスタート。「植物」は図鑑14冊で約9,000種、「野鳥」は図鑑10冊で約800種を閲覧することができる。

 両ジャンルともに種の網羅性、記載の詳しさ、写真点数などのレベルの高い中上級者向けのラインアップを基軸としている。日本を代表する専門図鑑を中心に、すでに絶版となった図鑑や公共機関などが発行した一般には入手が困難な図鑑も含んでいるため、生き物の愛好家に加えて、プロ・セミプロなどの専門家も活用できる内容だという。

 ユーザー投稿機能として、ユーザー同士がわからないことを質問したり、教え合ったり、見たものを報告する場も提供。投稿情報は図鑑と同様に和名で検索可能。ユーザーが投稿した写真や分布情報は、図鑑を補う貴重な情報として蓄積されていくことになる。「図鑑.jp」は、専門性の高い複数の図鑑を横断検索できる点に加え、ユーザー投稿による情報の蓄積により「究極の図鑑」を目指しているという。

 投稿コーナーと横断検索は無料で利用可能だが、図鑑の閲覧にはジャンルごとの年間有料コースへの加入が必要。年会費は個人向けで「植物」5,000円、「野鳥」3,000円(各税別)。オープンから2月末までは初年度20%オフセールを予定している。そのほか、法人向けライセンスも用意している。

 今後は、順次「きのこ」「魚類」「昆虫」などジャンルを増やし、自然に関連する図鑑のオールジャンル公開を目指すという。また、図鑑の追加やアプリ化に加え、投稿コミュニティーの拡大、記録(フィールドノート)機能の追加、教育機関向けライセンスや図書館向けライセンスなどについて検討が行われる予定だ。

図鑑.jp
公開日:2017年1月17日(火)
利用料:【個人年額】植物コース5,000円、野鳥コース3,000円(1ユーザー3端末まで利用可)
     【法人年額】植物コース18,000円、野鳥コース10,000円(4ユーザー10端末まで利用可。アカウント数・期間などにより別途対応可能)
※価格は各税別
※オープンから2月末まで初年度20%オフセールを予定

生物専門図鑑の読み放題サイト「図鑑.jp」植物、野鳥図鑑を公開

《畑山望》

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