妊娠中の女性をひき逃げ、出頭してきた男を逮捕

自動車 社会 社会

昨年12月下旬、千葉県市原市内の市道で、横断歩道を渡っていた妊娠中の女性をクルマでひきに逃げして重傷を負わせたとして、千葉県警は14日、同市内に在住する44歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。警察へ出頭してきたという。

千葉県警・市原署によると、問題の事故は2016年12月29日の午後5時45分ごろ発生している。市原市更級付近の市道(片側1車線の直線区間、横断歩道あり、信号機なし)で、徒歩で横断歩道を渡っていた25歳の女性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突した。

女性は左肩を骨折するなどの重傷。事故当時は妊娠10か月だったが、転倒した際に全身を打撲した疑いがあり、母体への影響を考慮して緊急の帝王切開手術を行い、女児を無事に出産している。

クルマはそのまま逃走したことから、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃情報や防犯カメラの映像から警察では同市内に在住する44歳の男が事故に関与したものとみて、その行方を追っていたが、14日に警察へ出頭。容疑への関与を認めたことから、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「事故には気づいたが、正月は家族と過ごしたかったので逃げてしまった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース