富士重 吉永社長、「フォレスターを年1万台から」…タイでのCKD生産計画

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スバルの吉永社長 《撮影 池原照雄》
  • スバルの吉永社長 《撮影 池原照雄》

富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は1月17日、都内で報道関係者と懇談し、同日発表したタイでの合弁によるCKD(現地組立)生産について「2020年に1万台弱を計画している」と述べた。車種は『フォレスター』とする方針も示した。

タイでのCKD生産は、タンチョングループ傘下の生産会社であるTCMA社と合弁で行う計画。17年2月にタンチョンが74.9%、富士重が25.1%を出資する合弁会社を設立、19年の生産開始を目指していく。富士重は、マレーシアのタンチョングループの自動車メーカーで12年から『XV』、16年からはフォレスターのCKD生産も行っている。タイでの生産開始により、マレーシアでのフォレスター生産は休止する。

現在、マレーシアでの生産車は同国とタイ、インドネシアで販売しており、タイの生産機種もこれら3か国に投入する。富士重は14年5月に公表した中期経営ビジョンのなかでアジアでの事業基盤強化を掲げている。吉永社長は「アジアでは中国の販売環境が厳しくなっていることもあり、現状で打てる手を着実に打っていきたい」と語った。

《池原照雄》

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