メキシコに工場を建設する自動車メーカーに対する攻撃を強めている米国のトランプ次期大統領。今度はBMWに、その矛先が向いた。
これは1月16日、ドイツの有力紙の取材に応じたトランプ次期大統領が明らかにしたもの。「メキシコ生産車を米国で販売するなら、35%の関税を支払う必要がある」と語っている。
BMWは現在、メキシコ中部のサン・ルイス・ポトシ州に工場を建設中。およそ10億ドルを投じており、工場の稼働は2019年を予定。年産能力はおよそ15万台を想定しており、約1500名を雇用する計画。
すでにBMWグループは北米において、米国サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場でSUVの『X5』などを生産中。メキシコに工場はBMWにとって、北米における2番目の生産拠点となる予定。