乗用車と正面衝突、大型観光バスの運転者は疾病原因で死亡か

自動車 社会 社会

12日午後3時30分ごろ、岐阜県郡上市内の国道156号を走行していた大型観光バスが対向車線側へ逸脱。対向してきた乗用車と正面衝突する事故が起きた。バスの運転者は疾病原因で意識を失ったとみられ、収容先の病院で死亡している。

岐阜県警・郡上署によると、現場は郡上市白鳥町長滝付近で片側1車線の緩やかなカーブ。大型観光バスはカーブを進行中に対向車線側へ逸脱するとともに、直後に対向車線を順走してきた乗用車と正面衝突。衝突後も進行を続け、道路右側のガードレールに接触した後に停止した。

この事故でバスを運転していた福井県鯖江市内に在住する68歳の男性が意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、後に死亡。乗用車は中破し、運転していた郡上市内に在住する58歳の女性も打撲などの軽傷を負った。死亡した運転者を除く、バスの乗客乗員41人にケガはなかった。

バスに交代要員として同乗していた別の運転者によると、死亡した男性は運転中に突然苦しみだし、そのまま意識を失ったという。この運転者が慌ててハンドルを保持したが、衝突は回避できなかったという。警察では死亡した男性が疾病原因で意識を失ったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース