【東京オートサロン2017】業界トップが熱弁、手洗いでマイカーの「気付き」を…4月28日「洗車の日」

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AAALによる「洗車の日」会見(東京オートサロン17)
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4月28日は「よいつや」で「洗車の日」。手洗い洗車を推奨するAAAL(オートアフターマーケット活性化連合)洗車の日委員会が東京オートサロン2017で会見を開き、「洗車機や洗車専門店ではなく、手洗いでクルマを360度見て、触れて、いろいろな部分の変化に気づいてみほしい」とアピールした。

会見には、同会に所属する日本ケミカル工業会 渕田昌嗣理事、自動車用品小売業協会 小林喜夫巳会長、オートアフターマーケット活性化連合 住野公一代表、全国自動車用品工業会 西脇保彦理事長らが出席。住野代表はオートバックスセブン相談役、小林会長はオートバックスセブン代表取締役社長執行役員、渕田理事は武蔵ホルト取締役社長、西脇理事長はボンフォーム代表取締役社長だ。

こうしたメンバーからわかるように、「洗車の日」は、カー用品アフターマーケットを活性化するために、カー用品の製造業と販売業がタッグを組んだ取り組み。

こうした啓発を試みる背景には、洗車機や専門店の利用増がある。近年、ドライバー自身で洗車する機会が減少し、用品の使い方や洗車手順などを忘れてしまったユーザーが多いという。洗車の日は、こうしたユーザーに向けて「洗車の日」をアピールし、また自分の手で洗車するという機会を増やすことが狙い。

渕田理事(AAAL洗車の日委員会委員長)は、こうした啓発日の設定について、「気付きの連鎖」という言葉を使ってこう説明した。

「手洗いでクルマを洗うことを忘れてしまった一般ユーザーに、その手順を教えることがポイント。洗車すると『気付きの連鎖』が起こる。たとえば、ヘッドライトのくすみ、タイヤの空気圧、小さな傷、下回りのサビ、オイル状況などと。手洗いして、クルマと接することで、いろいろな気付きが生まれる。この気付きによって、カー用品店に来店する機会も増えるだろう」。

また、住野代表、西脇理事長、小林会長は、それぞれ「洗車の日」にむけた思いをそれぞれこう伝えている。

「洗車の日は、自分のクルマを大切に長く乗り、クルマの保有期間を長くしましょうという思いが込められている。メンテナンスや、ドレスアップ、パーツ交換など、アフターマーケット業界に利する記念日だ。日本にある、これまでの“使い捨て文化”、消費の回転を早めることで生産を増やすという考え方を変えてもらいたい。こうした動きでマーケットが大きく変わる。そういう方向性に洗車の日がピタッとあっていると思う」(住野代表)。

「われわれが提供する用品とケミカルで、クルマをきれいにしましょうというのが意図。朝、顔を洗うのと同じように、手洗い洗車を習慣づけていきたい。洗車機や専門店ではなく、クルマを扱う用品店などと、いっしょになって発展していきたい」(西脇理事長)。

「小売業協会会員の1300店に洗車の日という啓発日を認知させていく。こうした日をきっかけに、クルマの入口をまずつくる。1300店のスタッフの合計数は、2万名以上。かれらが全員、意識をもって、4月28日の洗車の日にあわせて、店をどうアピールしていくかがカギ。企業の壁を越えて、業界全体で活性化させたい」(小林会長)。

今回の「洗車の日」に向けた取り組みでは、新たに「手洗い洗車の手順」を紹介した動画をWEBで公開。クルマを手洗いする大事さ、魅力、楽しさを継続的に伝えていくという。

《レスポンス編集部》

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