ドイツに本拠を置く自動車部品大手、コンチネンタルは1月4日、米国ラスベガスで開幕したCES 2017において、「ヘッドユニット用クラウドソリューション」を発表した。
ヘッドユニット用クラウドソリューションは、従来はヘッドユニットに直接統合されていたアプリケーションを、クラウドへ移行。そこで処理してから、パワフルなブラウザに表示するシステム。
ターミナルはHTML5技術を使用して開発され、クラウドアプリケーションを表示しているため、プラットフォームに依存しないアプリケーション開発が可能。さらに、解像度が異なるさまざまなディスプレイに、データが表示できる。
このクラウドターミナルは、ドライバーのデジタルアシスタントとしても機能。時刻や曜日によって異なるドライバーの習慣を分析。その結果に基づき、例えば演奏するエンターテインメントプログラムや、ドライバーが朝の出勤時に聴く、お気に入りのラジオ局などを自動的に設定してくれる。
コンチネンタルは、「自動車メーカーは、ヘッドユニット用クラウドソリューションによって、さまざまなモデルおよび車両クラスに対応するアプリケーションを、展開できるようになる」と述べている。