トヨタ自動車は1月4日、米国ラスベガスで開幕したCES 2017において、未来のモビリティを具体化したコンセプトカー、『コンセプト-愛i』を初公開した。
コンセプト-愛iは、人工知能により人を理解し、ともに成長するパートナーとして、人とクルマの新たな関係を創造することを狙ったコンセプトカー。感情認識や嗜好性蓄積といった「人を理解する」技術を、自動運転やエージェント技術と組み合わせることで、ドライバーに対して、安全・安心と移動の楽しさを充実させる新たな体験を提供する。
車両のデザインは、トヨタの米国のデザイン拠点Caltyが担当。車体外装にまでインパネ意匠が連続するシームレスなスタイリングが特徴。ドライバーのユーザーエクスペリエンスの中核となるエージェントも、車両の内装だけでなく外装、さらにはクルマから離れネットワーク上の端末などに登場。人を理解するエージェントが長期にわたり共にいることで、人との距離が近づき、従来の人とクルマの関係を超えたパートナーのような関係の構築を目指す。
パワートレインに関しては、ゼロエミッションを想定。なおトヨタは、一部機能を搭載した車両で、日本での公道実証実験を数年内に開始する予定。
トヨタは、「安全・安心、環境、新たな感動(ワクドキ)の提供を通じて、豊かな社会づくりに貢献することを念頭に事業活動を行っている。コンセプト-愛iは、この考えを実現する一つの具体的な、未来のモビリティ社会に向けた提案であり、実用化に向けた取り組みを続けていく」と語っている。

 
    






 
           
           
           
           
           
           
          
 
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