小学生の頃から目指したオートレーサー!…SS王座決定戦直前 鈴木圭一郎選手

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破竹の勢いと、抜群のレースセンスでSG3連勝を狙う鈴木圭一郎選手。
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オートレース今年最後の頂上決戦『SG第31回スーパースター王座決定戦』が、いよいよ12月27日にはじまり31日まで川口オートにて開催される。

注目はSG(スーパーグレード)3連続Vを狙う鈴木圭一郎選手。史上最年少(21歳3か月)でのG1制覇を3月に果たすと、10月の全日本選抜(川口)でも勝ち、史上最年少&デビュー最短でのSG優勝と、記録を塗り替えるばかり。さらに11月の日本選手権(浜松)も完勝し、SG連続Vと波に乗りまくっている。

記録ハンターとしてオートレース界で名を轟かす鈴木圭一郎選手だが、今年最後のビッグレースを前にその素顔を見せてくれた。

■ポケバイからミニバイク界の最上位クラスS80を走り、関係者らからは「ロードレース界で必ず活躍するだろう」と言われてきましたが、進んだのはオートレース。いつ頃からオートレース選手を目指したのでしょうか。

「小学4年生くらいからです。青木親治選手が榛名のミニバイク選手権にやってきて、そこから憧れるようになりました。ですからS80時代から、大人になったらオートレースで通用できるようやってきました」(鈴木圭一郎選手)

ライバルらが高性能サスペンションを装着してレースに挑むのに対し、鈴木圭一郎選手のバイクの足まわりはじつに乏しかった。オートレースではリアサスペンションを装備しないマシンを用いるから、S80時代から慣れておくためであった。

「ですので僕の場合は、ロードレースからの転向ではなく、最初からオートレースに行きたかったんです」(鈴木圭一郎選手)

オートレース選手になるための9か月間の養成所生活はとても楽しかったと振り返る。いまでもトレーニングしてみたいと思い、養成所へ行くことがあるという。

「選手の仲間を誘うのですが、養成所にまた行きたいなんていう人は誰もいないんですよ。でも僕は9か月間すごく楽しかった記憶しかありません。毎日、オートレースの勉強ができて、転倒しても養成所のバイクだから大丈夫ですし(笑)」(鈴木圭一郎選手)

1年の集大成といえるスーパースター王座決定戦は、最高賞金3000万円の大勝負。2016年の最強レーサーが、大みそかに決まる。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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