今年の一台を決める「日本カー・オブ・ザ・イヤー 2016-2017」が発表された。モータージャーナリストをはじめとする59名の選考委員による選考コメントが、公式サイトで公開されている。各委員の得点とともに引用し、紹介する。
モータージャーナリストの今井優杏氏はスバル『インプレッサスポーツ/G4』に10点を投じた。以下は日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載されたコメントである。
「1.6Lモデルで190万円台から、2.0Lモデルでも216万円からという価格設定に目を疑うほど、高い走りの質感にまず驚きました。重厚なステアフィールに、滑らかでありながらコシとコクのあるサスペンション。乗るほどに運転がどんどん楽しくなるような、ワクワクさせてくれるフィールに溢れていて、感激しました。新プラットフォームの今後の展開にも期待せずにはいられません。
さらに、「安全にグレードはない」という考え方から全車標準装備を叶えたアイサイトの、ファーストコンタクトから誰にでもわかりやすくてシンプルなインターフェースの作り込みも、スバルの安全に対する熱意が強く感じられるもの。もちろんその精度の高さからも『絶対に乗員の安全を守る!』という強い意思を受け取ることができました。また、歩行者保護エアバッグにいちはやく着手した点も素晴らしいと思います。
以上の点から、インプレッサスポーツ/G4を今年のイヤーカーに選ばせていただきました」。
全投票点数は下記の通り。
スバル『インプレッサスポーツ/G4』:10点
トヨタ『プリウス』:5点
アウディ『A4シリーズ』:4点
ジャガー『F-PACE』:3点
アバルト『アバルト124スパイダー』:3点
今井優杏|モータージャーナリスト
レースクイーン、広告代理店勤務を経て自動車ジャーナリストに転向。WEB、自動車専門誌に寄稿する傍らモータースポーツMCとしての肩書も持ち、サーキットや各種レース、自動車イベント等でMCも務めている。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。