成田国際空港、航空機の発着枠拡大へ---エプロンを15スポット追加

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B滑走路南側エプロンの整備計画
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成田国際空港は、年間発着枠30万回に向けてB滑走路南側エプロンなどを整備する空港の変更許可を申請したと発表した。

同社では2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会や、首都圏の国際競争力の強化、訪日外国人旅客増加に対応するため、年間発着枠30万回を念頭に、ピーク時間帯の空港処理能力を向上させる方策であるA、B滑走路の高速離脱誘導路の再編を現在実施している。再編後、時間当たりの滑走路の処理能力は、現行の68回から72回へ拡大する。

今回、処理能力拡大に対応したエプロン・誘導路を整備するため、航空法第43条に基づき、国土交通大臣へ空港の変更許可を申請した。

具体的にはB滑走路南側、第2ターミナル南側に新たなエプロンを整備する。スポット数は15だが、東京オリンピックまでにまず12スポットを整備する。また、エプロン整備に伴い既存誘導路の切り替えやエプロンと既存誘導路を結ぶ誘導路を整備する。このほか、エプロン整備に向けて空港の敷地範囲は約20ヘクタール拡大する。

工事の完成時期は2021年9月30日の予定。

《レスポンス編集部》

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