トヨタ自動車の水島寿之専務役員は12月6日に都内で開いたパワートレイン技術説明会で「2021年までの5年間で電動化のコア技術であるハイブリッド技術者を約30%増強し、将来への開発体制を進めていく」方針を明らかにした。
トヨタは12月1日付で電気自動車(EV)の戦略や開発を行うEV事業企画室を社長直轄の組織として立ち上げたばかりだが、水島専務は「「EV、それからFCV(燃料電池車)、PHV(プラグインハイブリッド車)、HV(ハイブリッド車)これらすべてのコア技術はある意味、ハイブリッド技術にある」と指摘。
その上で「これから出てくるすべての電動化のパワートレイン、または車両の中にこうしたハイブリッドのコア技術がすべて必要だということから鑑み、これからの技術者のあり方も単純に人を増やすだけではなくて、今までのエンジニアの中を効率化して、または技術の使えるところと、使えない部分を少し切り分けて、より進化させた状態でシフトしていく。パワートレインの中からハイブリッド技術を根幹とするコア技術にシフトする」と説明した。

 
    





 
           
           
           
           
           
          
 
           
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