全日本空輸(ANA)が発表した10月のグループ輸送実績によると、国際線の旅客人数は前年同月比10.7%増の74万1176人と前年を上回った。
利用率は74.1%となった。方面別の旅客人数はヨーロッパ方面が欧州でのテロ影響で同3.4%減の7万0498人とマイナスだったが、アジア/オセアニア方面が同15.3%増の50万1661人と好調、北米/ホノルル方面も同4.7%増の16万9017人と前年を上回った。
国内線の旅客人数は同0.3%減の357万0314人と2カ月連続マイナスだった。東京=札幌、東京=大阪、東京=福岡などの幹線が低調だった。利用率は69.8%だった。
貨物・郵便輸送実績は、国際線貨物が同19.1%増の7万2770トンと好調だったが、郵便が同23.4%減の2029トンと大幅マイナスだった。
国内線貨物は同7.8%減の4万1087トン、郵便が同12.9%減の2587トンだった。