メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は11月29日、都内で開いた新型車発表会で、2016年の販売が4年連続で過去最高を更新するとの見通しを示した。
上野社長は「年初から多数のSUVモデルやクーペ、カブリオレといったスペシャリティモデルを続々と発表し、新型モデルに大変恵まれた1年だった」と振り返った。
そのうえで「いまのところ計画通りに推移しているので、過去最高だった昨年を上回るのではないかと期待している」と述べた。
また「今年は年初からSUVに力を入れてきたが、大当たりだったと思う。SUVは車種を問わず大きく売れた。特に今年後半に出した『GLC』は右ハンドルの追加もあって、Cクラスを追い込むくらいの実力を発揮した」とSUVがけん引役となったとの認識を示した。
さらに「昨年をしっかりと数%上回って、スマートブランドと合わせて遠慮せずに大台が見えたらいいな」とも話していた。日本自動車輸入組合の統計によると、今年1月から10月までのメルセデスブランドの販売台数は前年同期比2.2%増の5万4945台となっている。