ヤナセ、新車事業伸び悩みで7期ぶりの営業減益 通期決算

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ヤナセは11月25日、2016年9月期(2015年10月~2016年9月)の通期連結決算を発表した。

それによると、売上高4091億5700万円(前年同期比-2.2%)、営業利益92億8000万円(-32.6%)、経常利益は91億7700万円(-21.7%)、当期純利益は62億5600万円(+1.6%)だった。

主カのメルセデスベンツは、『Eクラス』のフルモデルチェンジがあったものの、『Cクラス』の新型車効果が一巡。新車販売は前年比6.9%減の3万6305台となった。一方、中古車はヤナセ認定中古車公式サイトのリニューアルや、全国ネットワークのスケールメリットを活用した在庫の充実、中古車販売拠点の拡充などが奏功し、同1.4%増の3万7506台となった。

新車事業の減少分を中古車・アフターセールス、金融保険事業がある程度補ったものの、売上高は5期ぶりの減収。試乗車の配備拡充や店舗投資による設備付帯費の増加などにより、営業利益も7期ぶりの減益となった。また、経常利益も有利子負債の圧縮による金利負担軽減など、営業外費用の改善効果はあったが、同様に減益。一方、子会社の店舗移転に伴う用地売却の特別利益計上により、当期純利益は、2期連続の増益となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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