ジェイテクトは11月24日、「操舵力補助装置のトルクセンサ故障時制御」で、発明協会主催の平成28年度中部地方発明表彰にて愛知県発明協会会長賞を受賞したと発表した。
地方発明表彰は、全国を北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州の8地方に分け、各地方において優秀な発明・考案・意匠を完成した人、発明等の実施化に尽力した人、発明等の指導・奨励・育成に貢献した人の功績を称え表彰するもの。
今回の受賞対象となった「操舵力補助装置のトルクセンサ故障時制御」は、高度運転支援における車両操舵の航続維持に貢献することが期待される技術。車両向け機能安全規格ISO26262対応のために、センサやモータの冗長化が進んでいる電動パワーステアリングシステムにて、そのトルクセンサの1つに故障発生した際に診断機能として瞬発トルクを発生させ、残りのトルクセンサ出力との入出力関係のみから異常を判断し、自律的な故障検出を実現する。