パナソニックは、車載リレー事業を展開する子会社、パナソニック デバイス帯広(PID帯広)とパナソニック デバイス タイコー(PIDタイコー)の2社を、2017年4月1日に吸収合併により統合すると発表した。
近年、自動車業界では、環境規制の強化により、パワートレイン分野においてハイブリッド車(HEV)からより環境性能に優れたプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)へ開発がシフトしている。パナソニックは、車載リレー/EVリレーをPID帯広で、車載リレーをPIDタイコーでそれぞれ事業を行っているが、経営資源を統合することで、高容量化するEVリレーの開発力強化を図るとともに、車載リレー事業のさらなる効率経営を進めていく。
具体的には、PID帯広を存続会社とし、PIDタイコーを消滅会社とする吸収合併を実施。PID帯広は合併後、「パナソニック スイッチングテクノロジーズ株式会社」に社名を変更する予定。PIDタイコーは新会社の大田原拠点として引き続き操業する。