トヨタ、メキシコ新工場の起工式…2019年稼働へ

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トヨタのメキシコ新工場の起工式
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トヨタ自動車は11月14日、メキシコ新工場の起工式を行った。トヨタの北米における15番目の工場となる。

トヨタはすでに、メキシコの生産拠点として、TMMBCを持つ。同工場ではピックアップトラックの『タコマ』を、年間およそ9万台生産する能力を備えている。

メキシコの新工場(TMMGT)は、グアナフアト州に立地。総投資額はおよそ10億ドル。2019年から『カローラ』を、年間およそ20万台生産する。約2000名の新規雇用も創出される見通し。

メキシコ新工場の特徴が、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を前提とした、新しい工場づくりという点。新設工場としては初めて、統一設計による主要部品のモジュール化や共用化による車両モデル切り替え時の設備投資額の大幅な低減を目指すなど、TNGAによるメリットを最大化できる工場づくりを行う。トヨタはこれを、他地域や工場にも展開していく方針。

起工式において、トヨタの内山田 竹志 会長は、「トヨタのグアナフアト州への投資は、トヨタのメキシコに対する長期に及ぶコミットメントを示すもの」と述べている。

《森脇稔》

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