見通しの良すぎる交差点で出会い頭衝突、園児ら12人が重軽傷

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8日午前7時55分ごろ、埼玉県上里町内の町道で、交差点を進行していた保育園の送迎用ワゴン車と軽乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故でワゴン車は路外に転落して横転。乗っていた12人が重軽傷を負っている。

埼玉県警・本庄署によると、現場は上里町嘉美付近で車線区別のない幅員約4mの直線区間。交差点に信号機は設置されていない。保育園の送迎用ワゴン車と軽乗用車は減速しないまま進行。交差点で出会い頭に衝突するとともに、ワゴン車は弾みで路外に転落した。

衝突によって双方のクルマは中破。ワゴン車は横転し、引率していた46歳の女性保育士が胸部骨折の重傷。園児11人が座席から投げ出されて打撲などの軽傷を負った。ワゴン車を運転していた31歳の男性保育士と、軽乗用車を運転していた34歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

現場は田園地帯の中にある見通しの良い交差点。警察では「同速度で走行していると目の錯覚で交差コースを走る車両の接近に気がつかない」という、コリジョンコース型事故の可能性も視野に入れ、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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