ボッシュ二輪車事業、売上高20%増…市場を上回る成長率を達成

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ボッシュの二輪事業
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ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュは11月8日、二輪車事業が市場を上回る成長率を達成していると発表した。

ボッシュの「モーターサイクル&パワースポーツ」事業部門は、世界の二輪車市場で力強い成長が持続。2015年4月に同事業部門が新設されて以来、ボッシュの二輪車向けテクノロジー製品の売上高は、20%以上増加した。

一方、二輪車の生産台数の成長率は、同時期で5%以下。ボッシュの二輪車事業は、市場を上回る成長率を達成している。

この事業を牽引しているのは、さらなる二輪車の安全性とスマートなネットワーク化ソリューションへの需要。ボッシュは、1995年から200万台以上のモーターサイクル用ABSを製造。2013年には、世界初の二輪車向け「オールインワン」セーフティシステムとなるモーターサイクル用スタビリティコントロール(MSC)も開発した。また、二輪車とスマートフォンやタブレット、ネットワーク化サービスを接続するためのインターフェースの開発にも取り組む。

ボッシュのディルク・ホーアイゼル取締役は、「2020年には、二輪車向けテクノロジー製品で10億ユーロの売上高を達成したい。二輪車の未来は、より安全になるだけでなく、よりネットワーク化が進んだものになるだろう」と述べている。

《森脇稔》

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