フォルクスワーゲングループジャパン(VW)は11月9日、LCC航空会社のピーチアビエーション(ピーチ)とのコラボを発表。『ザ・ビートル』のラッピング機体を運行するとともに、ピンクのカラーリングを施した限定車『#PinkBeetle』を300台限定で発売すると発表した。
自動車メーカーと航空会社がコラボレーションをするのは日本でも初めての試み。航空機をより利用しやすくし「飛行機の民主化」を実現したピーチアビエーションと、「モビリティ」の民主化を牽引するVWの両社の根本的な哲学に共通性があることから、今回のコラボレーションが実現したという。
今回のコラボでピーチは、9日より国内線、国際線にザ・ビートルを意匠にしたラッピング機体と、「Peach」のラッピングを施したランプカー5台を関西国際空港内で6ヶ月間運用する。
対してVWは日本では未導入のボディカラー「フレッシュフクシアメタリック」を施した#PinkBeetleを300台限定で導入するとともに、さらにボディ側面に専用グラフィックをあしらった『#PinkBeetle Peach Edition』を、先着5台限定でピーチで機内販売する。価格は両車とも307万円。
同日関空で行われた発表会で、ピーチの井上慎一代表取締役は「PRとしてのコラボではなく、新しいことに挑戦するという姿勢を現してる。空港内を駆け巡るピンクのザ・ビートルは、人々に微笑みを届けてくれるだろう」
VWのティル・シェア代表取締役は「今回のコラボレーションにはとてもワクワクしている。陸と空とが手を合わせることで、モビリティの自由度はさらに高まる。今回目指したのは、数値的な目標のためだけではない。ピーチと同じく、我々も新しい挑戦を続けていく」とコメントした。
〈取材協力:VW〉