新日鉄住金、排気ガスケット用高機能ステンレスばね鋼板の開発で日本ばね学会賞を受賞

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排気ガスケット(製品イメージ)
  • 排気ガスケット(製品イメージ)
  • 受賞の様子、特殊ステンレス商品技術室 渋谷将行室長(右)と直江津 品質管理室 福村雄一主幹(左)

新日鉄住金は11月8日、「排気ガスケット用高機能ステンレスばね鋼板の開発」で、日本ばね学会賞「技術賞」を受賞したと発表した。

同賞は、ばね技術の進歩に大きく貢献する独創的で優れた技術に対して授与される賞。今回は、新日鉄住金と本田技術研究所との共同受賞となった。

近年、自動車排気温度は燃費向上や排出ガスの清浄化のため高温化傾向にあり、排気系部品の連結部に使用されるガスケットには耐熱性に優れたばね材が求められている。従来材は400度を超えると硬度が低下していたが、今回同社が開発した「排気ガスケット用高機能ステンレスばね鋼板」は、600度程度の環境まで使用でき、排気温度の高温化に対応する。

同製品は、既に、複数の自動車メーカーの排気系ガスケット材として採用されている。

《纐纈敏也@DAYS》

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