米国の自動車大手、FCA US(旧クライスラーグループ)は10月下旬、北米中心に全世界で約22万台のジープ『ラングラー』をリコール(回収・無償修理)すると発表した。
このリコールは、安全装備の不具合が原因。ラングラーの衝撃センサーが、配線とつながっていない可能性がある。
FCA USによると、この状態で衝突事故を起こした場合、エアバッグやシートベルトプリテンショナーが、作動しないおそれがあるという。
市場別のリコール台数は、米国が18万2743台、カナダが1万8011台、メキシコが3087台。その他、NAFTA地域以外が、2万0948台。合計で2016~2017年モデルの22万4789台が、リコールに該当する。
なお、FCA USは、「この不具合に起因した事故や負傷者の報告は受けていない」と説明している。