豊田自動織機は、11月7日から同社が開発した冷蔵物流ロッカーを事業所内に設置し、西友が運営するネットスーパー「SEIYU ドットコム」で社員が注文した食料品などの商品を受け取り可能にする新たな福利厚生サービスを開始する。
共働き世帯や育児・介護に携わる世帯が年々増加しており、同社では、職場環境整備の一つとして「仕事と家庭の両立支援」に取り組んでいる。社員の多様な生活スタイルに対応した支援を検討したところ、「仕事と家庭の両立」を成功させるカギの一つは「日々の家事時間のやりくり」で、終業後の買い物に関する苦労や悩みの解消は大きな関心事となっている。
今回、冷蔵物流ロッカーを運用することで、これまでの「買い物に行く」、「届くのを待つ」といった手間や時間をなくし、「会社で受け取って帰る」ことで社員の家事時間削減を支援し、充実した暮らしの実現を後押しする。
冷蔵物流ロッカーによって買い物に行く時間が削減でき、例えば終業後、速やかに商品をピックアップして子供を迎えに行くことが可能となる。ネットスーパーの商品配達時間帯に自宅で待つという行為も不要となり、毎日こまめに買い物ができるようになれば、食事のレパートリーも増えるなどの効果も見込める。
同社では今後、宅配便の受け取りなど「日々の生活に時間とゆとりを生みだす」サービスの拡充を図るとともに、企業・保育園・病院・駅といった人々が集まる場所へ設置する物流ロッカー事業の拡大も視野に入れる。