スズキ、インド・欧州好調で営業益14.3%増 中間決算

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スズキ・パレーノ
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スズキは11月4日、2016年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は1兆4989億円(前年同期比-3.6%)、営業利益は1155億円(+14.3%)、経常利益は1218億円(+8.7%)、純利益は999億円(+26.4%)だった。

四輪車国内売上高は昨年度投入した『ソリオ』『エスクード』『イグニス』『バレーノ』など、登録車の販売が伸びたが、軽自動車販売やOEM売上の減少等により前年同期を下回った。海外売上高はインドや欧州等での販売は増加したが、インドネシア、パキスタンでの販売減、および為替影響等により前年同期を下回った。この結果、四輪車事業の売上高は1兆3677億円(-2.0%)に減少。営業利益は為替影響があったものの、インド、欧州での販売増等により1093億円(+15.7%)に増加した。

二輪車事業は、欧州、北米、アジアでの販売減少、為替影響等により売上高は966億円(-21.7%)に減少。営業利益は前年同期の営業損失12億円から営業損失7億円となった。

特機等事業の売上高は米国での船外機の売上は増加したが、為替影響等により347億円(-21.7%)に減少。営業利益は69億円(-12.0%)に減益となった。

全体では、インドネシア、パキスタンでの四輪車の販売減、および為替影響等により売上高は減少。営業利益はインド、欧州での四輪車の販売増等により14.3%増加、純利益は投資有価証券売却益の増加もあり、26.4%の増益となった。

通期連結業績見通しは、直近の業績を反映するとともに、為替前提、販売台数等を見直しし、上方修正。売上高は3兆1000億円を据え置いたが、営業利益は2000億円(前回予想比+200億円)、経常利益は2100億円(+250億円)、純利益は1450億円(+520億円)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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