【HOSPEX 16】九州大学教授と共同で究極の空気浄化装置を開発、11月から販売…アイクォーク

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九州大学の白石文秀教授とアイクォークが共同開発した空気浄化装置「アイキュー フレッシャー ゼロ」
  • 九州大学の白石文秀教授とアイクォークが共同開発した空気浄化装置「アイキュー フレッシャー ゼロ」
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電子機器の開発・設計を行っているアイクォーク(本社・福岡県志免町)は、画期的な空気浄化装置「アイキュー フレッシャー ゼロ」を披露。11月から病院や介護施設向けに40万円で販売を開始する。

このアイキュー フレッシャー ゼロは九州大学の白石文秀教授と共同で開発したもので、揮発性有機化合物(VOC)や細菌、ウィルスなどを分解する究極の空気浄化装置とのこと。なんでも、白石教授は20年も前からこの研究に取りかかり、ついにVOC分解に適した光触媒構造を確立。一般の空気清浄器では分解が難しい低濃度(1ppm以下)のVOCを分解することに成功した。

アイクォークとは2004年からの付き合いで、その間、市販されている空気浄化装置を片っ端から買い集め、浄化能力を検証したそうだ。そして、どのメーカーのものよりも格段に優れた空気浄化装置につくり上げた。

「この空気浄化装置は光触媒や活性炭、UVランプを使って、VOCなどを分解するのですが、限界まで分解できるのです。その構造に秘密があって、そこには細かいノウハウがいろいろ詰まっています。分解して同じものをつくろうとしても、これと同じものはつくれないと思います」と白石教授は説明する。

今回の製品のターゲットは病院や介護施設だが、その利用範囲は広く、家や車にも使えるそうで、これから小型のものも開発していく計画だ。アイクォーク関係者は「これからが楽しみです」と話していた。

《山田清志》

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