下総航空基地公開…花電車や駐車場拡大、ショッピングモール化で親子ウケ

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海上自衛隊 下総航空基地 一般公開イベント(10月29日)
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「親子でゆっくり楽しめる」「ピクニック気分」といった声が多かった海上自衛隊 下総航空基地公開イベント(10月29日)。海自・陸自・空自の実機展示に航空ファンが夢中になれば、子どもたちがはしゃぐ手づくりアトラクションには親子の行列ができた(写真30枚)。

千葉県柏市・鎌ケ谷市に南北2000m滑走路を持つ同基地の一般公開は、空自C-130H(079)戦術輸送機、陸自CH-47JAヘリ、海自SH-60Jヘリ、陸自UH-1Jヘリ、海自TC-90(39)、海自U-36A(05)多用機、海自P-3C(63)、海自P-1(07)哨戒機などが展示され、イベント終了の15時前になると、岩国や小牧、木更津、厚木などへ次々と帰投するこれらヘリコプター・ジェット機にカメラを向けていた。

こうした航空ファンたちよりも目立ったのが、ファミリーや親子、男女2人組、グループの姿。北総線・新京成線・東武線などが接続する新鎌ヶ谷駅と同基地の間に無料シャトルバスが走り、広大な敷地のなかのいたるところに駐車場を設置し各地に誘導員を置くなどで、「電車でもクルマでも行きやすい」。国道16号方面からクルマで向かうと、グラウンドの駐車場はぎっしり埋まっていたが、行きも帰りも基地周辺で渋滞はなかった。「マイカー誘導員も、基地内臨時駐車場も年々増えている」と同基地スタッフはいう。

電車というより蒸気機関車のような……

ファミリーや親子の行列ができたのは、第3格納庫に乗降エリアを設置した「花電車」。大型ショッピングモールなどでよく見る、バッテリー機関車+客車の“線路なし列車”を真似した自衛官手づくりアトラクションだ。

蒸気機関車をイメージしたけん引車の中身は、同基地所属の P-3C などをプッシュバックするトーイングカー。客車は運搬用トレーラーに座席や囲いを取り付けたもの。「花電車」という名だが、外観は蒸気機関車+客車というイメージ。

実機展示エリア内を走るこのアトラクションに乗った子どもたちは、カメラを構える航空ファンらよりも近い位置で P-3C や C-130H を間近に見て、大はしゃぎだった。

高速道路のようで築地市場のような……

第3格納庫では、大量の貨物を輸送機へ一気に積み下ろしできるハイリフトローダや、築地市場などでよく見るターレットトラック(ターレー)も展示。自衛隊車両というと、深緑や迷彩のカラーリングを想像するが、高速道路の事業用車両にも似た黄色いフォークリフトやターレー、高所作業車などがズラリと並んでいた。

15時前、それぞれの展示機材が所属地へ次々と帰投。女子高生グループが「うわっ、すごーい!」と声を上げたのは、木更津駐屯地へ帰投する陸自 CH-47JA ヘリが、上空で左へ右へ蛇行を見せながら基地を離れていったときだった。

《レスポンス編集部》

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