世界的規模に拡大したタカタ製のエアバッグインフレータの不具合問題。このタカタ製エアバッグの異常破裂によって、米国で新たな死者が出た。
これは10月20日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「タカタ製エアバッグの異常破裂が原因とみられる事故により、乗員1名が死亡した」と発表している。
NHTSAによると、この事故は9月末、米国カリフォルニア州で発生。車両は、ホンダ『シビック』の2001年モデルだった。この事故で、50歳の女性ドライバーが死亡した。
このシビックは2008年に、リコール(回収・無償修理)の対象車に指定されていた。しかし、事故の時点では、リコール作業を受けていない車両だった。
NHTSAは、「タカタ製エアバッグの異常破裂が原因と見られる事故による死者は、米国で11人目」と説明している。