【SEECAT 16】法執行機関向けのクローズドショー、今年も実施

自動車 ビジネス 国内マーケット
ヨーロッパで頻発した車両暴走系テロに対処するためのストッパーアイテムが目立った今年のSEECAT。
  • ヨーロッパで頻発した車両暴走系テロに対処するためのストッパーアイテムが目立った今年のSEECAT。
  • 装置から外れて暴走車のタイヤに刺さり、空気を抜いてパンクさせる仕組みになっている。
  • 侵入防止用ポール。トラックの衝突にも耐えうる…というか、暴走するトラックを破壊する威力がある。
  • 小銃に取り付けるスコープ。右のものはターゲットまでの距離も測定できる。
  • ヘルメットに装着するタイプの暗視スコープ。
  • 拳銃に装着するフラッシュライト。法執行機関向けクローズドショーっぽい展示品。
  • 容器に入った錠剤等、固形物の成分を測定する装置。
  • 成分名がモニターに表示される。容器に入っていたのはアスピリン(頭痛薬)でした。

東京ビッグサイトでは、19日から21日までの間、「テロ対策特殊装備展(SEECAT)2016」を開催している。警察や自衛隊などの法執行機関に在籍する者、関連業界に従事する者を対象として実施しているクローズドショーだ。

同期間中には「危機管理産業展(RISCON TOKYO)」も開催されているが、SEECATでの展示品は「テロ対策を行うための直接的なアイテム」が主体となる。ヨーロッパでの車両暴走テロが相次いだことや、2020年の東京オリンピック開催に併せて「同様のテロが日本国内でも発生するのではないか」という危惧から重要施設への車両侵入を阻止する装置であるとか、無許可飛行するドローンを撃退するためのアイテム、爆発物処理を行うための遠隔操作式ロボットなどの展示が目立った。

このほか、銃器にも装着可能な暗視スコープであるとか、サイバーテロ防止ソリューションなども展示されており、法執行機関の関係者が出展者に対して熱心に質問する様子などもみられた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集