日本TIは10月19日、MIPI規格CSI-2に準拠した、業界初のデュアルポート、4チャネル内蔵のデシリアライザ・ハブ製品「DS90UB964-Q1」を発表した。
自動運転やサラウンドビュー、フロントカメラなどで構成されたADAS(先進運転支援システム)にとって、高速で高精度なデータ処理は不可欠。新製品はより高い帯域幅によって、走路上や周辺の歩行者、自転車その他の障害物を認識する機器内で、高速かつ多くのビデオデータの処理を実現する。
また、仮想チャネルIDマッピングとポート複製機能を備えたデュアルポートのCSI-2出力を搭載し、最大4台の100MHz/12ビット分解能カメラからのデータを高速処理。プロセッサリソースを節約する。さらに、TIのアダプティブイコライザEQ機能は、ケーブルの状態をモニタし、故障が発生する前にシステム対応を可能にする診断機能も提供する。
1000個受注時の参考単価は15米ドル(約1560円)。