JALと欧州4社、共同事業を開始

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JALが欧州航空会社3社と共同事業を開始
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日本航空(JAL)と、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、フィンエアー(AY)、イベリア航空(IB)は、10月18日から日本=欧州路線で共同事業を開始すると発表した。

共同事業の対象路線は、日本とロンドン・ヘルシンキ・パリ・フランクフルト・マドリードとの間の直行便に加え、ロンドンから欧州域内約80地点、ヘルシンキから欧州域内約60地点、マドリードから欧州域内約80地点、日本国内約40地点。

共同事業対象路線では、顧客の需要に合わせた最適なスケジュールを実現するのに加え、運賃の調整、共同サービスの開発、コードシェア提携の拡大など、顧客の利便性を高め、欧州路線における4社の選好性向上を図る。

JALはこれまでも、ロンドン=マドリード線、フランクフルト=マドリード線でIBとのコードシェアを実施してきたが、今回IBが日本=欧州路線での共同事業に加わることで、日欧直行便とそれに接続する欧州域内路線、日本国内路線のスケジュール調整を進め、マドリードを経由した欧州各都市への乗継利便性の向上を図る。

10月30日からはIBが運航する、バルセロナ、セビリア、リスボン、ローマ、ブリュッセル、ミュンヘン、ベルリン、チューリッヒ、ジュネーブなど計21の地点にJALのコードシェアを拡大する。

マイレージプログラムでは、FLY ONプログラムのステイタスの顧客向けに提供している、マイルUPボーナスの対象便は、これまでJAL便、BA便のみが対象だったが、11月1日からIB便も対象となる。JALの会員は、IB便利用時のマイレージ積算率を両社で見直す。

また、JALとIBは、近くホームページの機能を見直し、WEB予約やWEBチェックインを両社のホームページから利用可能にする。

4社による共同事業の開始により、日本発の乗客は、BAの乗り継ぎ拠点空港ロンドン、AYのヘルシンキに加え、新たにIBのマドリードについても、欧州各地へのゲートウェイとして利用でき、日本から欧州各都市への乗継便の選択肢が大幅に増える。

今後も、4社は緊密に連携して路線ネットワーク、商品・サービス品質の向上に取り組む方針で、顧客の利便性向上とサービス拡充を図る。

《レスポンス編集部》

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