【MotoGP第15戦日本】Moto2はルティが今季3勝目、中上はあと一歩及ばず4位

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2016MotoGP日本GP Moto2クラス
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  • トーマス・ルティ
  • ヨハン・ザルコ
  • 中上貴晶

2016年のMotoGP第15戦MOTUL日本グランプリ。Moto2クラスはトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)が優勝。注目の中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は4位に終わった。

スタートでホールショットを奪ったルティは、そのまま後続を圧倒。終盤にはヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が後方に迫ってきたが、ミスのない走りでトップを守りきった。2位に入ったザルコはトータル222ポイントに伸ばしランキング首位を維持。同2位のアレックス・リンス(AGR Team)が転倒を喫しリタイアとなったため、その差は21ポイントに広がった。

7番手からスタートした中上は、1周目で2つポジションを上げると2周目には3番手に浮上。そのままトップ2台を追いかけたかったが、13周目の3コーナーで少し大きく膨らんでしまい4番手に後退。終盤はフランコ・モルビデッリとの表彰台をかけたバトルが白熱。最終ラップの後半セクションでは何度も順位を入れ替え、V字コーナーでインを突いて前に出るが、ダウンヒルストレート終わりの90度コーナーで再び先行を許してしまう。最終のビクトリーコーナーでもサイド・バイ・サイドで駆け上がってきたが、最後はわずか0.2秒差でモルビデッリが3位、中上が4位となった。

レースを終えた中上は、「とても悔しいです」と開口一番。表彰台に上がれなかったこともそうだが、モルビデッリとのバトルに競り負けたことの悔しさが大きかったという。それでも、最後に表彰台をかけて気迫のこもった走りをみせ、レース後は大勢のファンから大歓声を受けていた。

またワイルドカードで参戦した長島哲太(Ajo MotorSport Academy)は14位に入りポイント獲得。浦本修充(Japan-GP2)が21位、関口太郎(Team Taro Plus One)は22位でレースを終えた。

《吉田 知弘》

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