2016年のMotoGP第15戦MOTUL日本グランプリ。最高峰MotoGPクラスの決勝が16日に行われ、マルク・マルケスが優勝。あと3戦を残しながら3度目となるシリーズチャンピオンを決めた。2番手からスタートしたマルケスは4周目にトップに浮上すると、今週末の好調さをアピールするかのように徐々に後続を引き離していく。一方、彼の最大のライバルであるホルヘ・ロレンソとバレンティーノ・ロッシのヤマハ勢。序盤から離されつつも僅差で食らいつきチャンスをうかがったが、ロッシが6周目のヘアピンで転倒。なんとか自力でピットまで戻ってくるが、リタイアとなってしまった。これで一気に楽になったマルケスは、少しずつロレンソを引き離しトップを快走していく。このままの順位で決まりかと思われたが、残り5周というところで、2位を死守していたロレンソもV字コーナーでスリップダウンから転倒。その場でリタイアとなった。これで、可能性的には薄いと思われていたマルケスのチャンピオン獲得の可能性が一気に向上。あとは自らがミスをせずに最後まで走りきりチェッカー。もてぎでの日本GPでは初勝利だった。2位にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が入り、3位にはマーベリック・ビニャーレス(スズキ)が続いた。同時にロッシとロレンソがノーポイントに終わったため、合計273ポイントを獲得したマルケスが、残り3レース結果を待たずに、2014年以来となる3度目のシリーズチャンピオンが決定。Moto2・Moto3時代のチャンピオンも含めると通算5回目の世界王者となった。わずかながらではあったが、チャンピオン獲得の可能性をもって日本にやってきたマルケス。それでもゴール後のウイニングランで使用するチャンピオンTシャツと、特製の金色ヘルメットが用意されており、それを身にまとってファンの大歓声を受けながら、ゆっくりとウイニングラン。パルクフェルメに戻ると、関係者と喜びを分かち合っていた。また今回ワイルドカードで参戦した中須賀克行(ヤマハ)はレース中に目立ったバトルはなかったが、着実に24周を走りきり11位でフィニッシュ。怪我で欠場となったダニ・ペドロサの代役として参戦した青山博一(ホンダ)は15位でフィニッシュし、両者ともに母国GPで見事ポイントを獲得した。2016MotoGP第15戦日本グランプリ:決勝結果1.マルク・マルケス(Repsol Honda Team)2.アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati Team)3.マーベリック・ビニャーレス(Team SUZUKI ECSTAR)4.アレイシ・エスパルガロ(Team SUZUKI ECSTAR)5.カル・クラッチロー(LCR Honda)6.ポル・エスパルガロ(Monster Yamaha Tech 3)7.アルバロ・バウティスタ(Aprilia Racing Team Gresini)8.ダニロ・ペトルッチ(OCTO Pramac Yakhnich)9.スコット・レディング(OCTO Pramac Yakhnich)10.ステファン・ブラドル(Aprilia Racing Team Gresini)11.中須賀克行(Yamalube Yamaha Factory Racing Team)・・15.青山博一(Repsol Honda Team)
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