米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は10月12日、FCA USのダッジブランドのスポーティカー、『チャレンジャー』の2017年モデルの衝突安全テストの結果を公表し、最高評価の5つ星と認定した。
NHTSAの衝突安全テストは、前面フルラップ56km/h、側面62km/h、横転テストの3種類で実施。そして、それぞれのテスト結果を星の数で5段階評価し、総合評価を判定する。
またNHTSAは2010年10月、新しい衝突安全テストを導入。例えば、従来は運転席側のみに男性サイズのダミー人形を載せていたが、助手席側にも女性サイズのダミーを載せる方式に変更した。また、側面衝突テストではポール衝突を採用するとともに、衝突防止技術の評価も実施。従来よりも厳しい判定基準となった。
チャレンジャーの2017年モデルの各テストの結果は、前面衝突が運転席側4つ星、助手席側5つ星。側面衝突は前席が5つ星、後席が5つ星。ポール衝突は5つ星。横転テストは4つ星で、横転のリスクは11.1%と判定された。
この結果、チャレンジャーの2017年モデルは、NHTSAの衝突テストにおいて、総合評価で最高の5つ星と認定。この結果を受けて、北米FCAの安全担当、マイク・ダール氏は、「今回のテスト結果は、すべてのセグメントにおいて、優れた安全性を提供するというコミットメントの表れ」とコメントしている。