【福祉機器展16】パナソニック、離床アシストロボットの普及版を1月から販売へ

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パナソニックの離床アシストロボット「リショーネPlus」
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パナソニックは「第43回国際福祉機器展」に離床アシストロボット「リショーネPlus」を出品した。これは電動ケアベッドと電動リクライニング車いすが合体したもので、ボタンを押すと、ベッドの半分が分離して車いすになる画期的なものだ。

リショーネは2014年2月に生活支援ロボットの安全性に関する国際規格「ISO13482」の認証を世界で初めて取得しており、今回展示したものはその普及版。初代リショーネは100台の限定販売で主に介護施設で利用されてきた。それが非常に好評で、普及版を出すことによって、さらに介護の現場で利用してもらおうと考えたわけだ。

「初代のものは100万円以上しましたが、今回のものは90万円に抑え、来年1月から販売する予定です。機能はほとんど変わらず、使い勝手が良くなるように改良を行いました」と同社関係者は説明する。

初代のものは車いすになるのが右側半分だけだったが、今回のものでは左右どちらでも選べるようにした。これによって、居室に合わせてレイアウトしやすくなった。また、車いすになる部分にアームレストカバーを追加し、安全性を高めた。バッテリーについても、持ち時間の向上を図った。

17年度の販売目標は500台だが、「評価が高い商品なので、補助金などが出るようになれば、一気に普及する可能性があると思います」と同社関係者は話し、今後の動向を期待している様子だった。

《山田清志》

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