三菱電機、センチメーター級測位補強サービス対応受信チップを開発

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「センチメータ級測位補強サービス」
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三菱電機は、準天頂衛星システムの利用拡大を推進するため、自動車向け測位用・ワイヤレス通信用半導体分野で世界大手メーカーのスイスのユーブロックスと提携、「センチメータ級測位補強サービス」対応の自動車向け受信チップを開発することで合意した。

内閣府が現在整備を進めている準天頂衛星システム提供サービスの一環として、センチメータ級の高精度測位を可能とする「センチメータ級測位補強サービス(CLAS)」が2018年度に開始される予定。サービスは、自動車の安全運転支援や自動運転車をはじめとするさまざまな分野での利用が見込まれている。

CLASは、準天頂衛星から配信される測位補強データ(L6信号)を受信することで利用できる。

三菱電機は今回の提携を機に、ユーブロックスのL6信号対応自動車向け受信チップ開発を技術支援する。これによってCLASを開発した三菱電機が保有する衛星測位技術と、ユーブロックスが保有する自動車分野における豊富なチップ開発ノウハウを生かして、ユーブロックスがL6信号対応の自動車向け受信チップを開発する計画。

三菱電機は、L6信号対応の受信チップを、高精度ロケータなどに適用し、自動車の安全運転支援や高精度な自動運転車に展開していく。

《レスポンス編集部》

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