【F1マレーシアGP】ハミルトンがまさかのリタイア…リチャルドが今季初優勝

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2016F1マレーシアGP決勝
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2016年のF1第16戦マレーシアGPの決勝が2日、セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、ダニエル・リチャルド(レッドブル)が今季初優勝を飾った。

スタートではルイス・ハミルトン(メルセデス)が1コーナーを制するが、その後方でニコ・ロズベルグ(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が接触。ロズベルグはスピンを喫し最後尾まで脱落。ベッテルは左フロントサスペンションを壊しリタイアとなってしまった。

序盤から思わぬ波乱に見舞われたが、その分警戒しなければいけないライバルが減り、終始ハミルトンがリードしていく展開。2番手のリチャルドに対して20秒以上の大量リードを築き、このままポール・トゥ・ウィンも間違いないかと思われた。

ところが、41周目に入ったところでエンジンブローが発生。マシン後方から白煙と炎が上がり1コーナーでマシンをストップ。まさかのリタイアを喫することになった。

これでトップに立ったリチャルド。背後に僚友マックス・フェルスタッペンがつけており、途中何度も激しいポジション争いをしたが、最後までその座を守り今季初優勝を飾った。2位にはフェルスタッペン、3位には序盤のアクシデントから巻き返したロズベルグが入った。

マクラーレン・ホンダ勢は、2台の力強い走りを披露。特にパワーユニットの交換で最後尾スタートとなったフェルナンド・アロンソは着実にポジションを上げ7位でフィニッシュ。今回が300戦目となったジェンソン・バトンも終始安定した走りで9位でレースを終え、2台揃って入賞。翌週に控えた日本GPに向けて良い弾みをつけた。

2016F1第16戦マレーシアGP決勝結果
1.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
3.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
4.キミ・ライコネン(フェラーリ)
5.バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)
6.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
7.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
8.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
9.ジェンソン・バトン(マクラーレン)
10.ジュリオン・パーマー(ルノー)

《吉田 知弘》

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