JAL、「ふるさと納税制度」寄付先を訪問するツアーを設定

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JAL(イメージ)
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日本航空(JAL)、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンク、ふるさと納税ポイント制ポータルサイト「ふるぽ」を運営するJTB西日本の3社は、「ふるさと納税」制度に関連して提携することで基本合意した。

3社は2015年の税制改正による制度拡充で、より身近になった「ふるさと納税」の浸透を図るとともに、「ふるさと納税」を通じ人々が交流することで地域が賑わい、元気になることを後押しする。

「ふるさと納税」の制度拡充により、地方への「寄附金」が増え、お礼の品としての「物」の流れは活発化してきものの、「人」の流れの創出は課題があり、自治体からも「人」に実際に訪れてもらう仕掛けについて要望が多い。

今回の3社提携により、「寄附金」に対するお礼の品として、「人」の移動を促し地域と触れ合うことができる機会を提供し、気軽に地域へ足を運ぶきっかけとなることを目指す。

3社提携は、「ふるさとチョイス」「ふるぽ」のサイトに加えて、JALホームページ、JALマイレージバンク会員への告知を通じて、「ふるさと納税」制度の浸透を図る。3社の強みを生かし、「ふるさと納税」のお礼の品について物産品に加え、観光による人的交流を新たな軸として展開する。

具体的には、JALは、空港近接自治体との提携し、お礼の品として航空券を用意する。地方自治体と協力して、航空イベントを開催し、お礼の品として招待する。トラストバンクは、人的交流にも力を入れ、専用サイト「きふたび」内にJAL特集コーナーを設置する。

JTB西日本は、寄附先を訪れる「JAL利用特別ツアー(旅行謝礼品)」を新たに設定する。第1弾として、北海道網走市、秋田県男鹿市、石川県加賀市、兵庫県豊岡市、和歌山県白浜町、熊本県南小国町、鹿児島県奄美市を訪れる「JALで行くふるさと納税専用ツアー」を10月頃発表する。

お礼の品(ポイント交換商品)として、JAL航空券を初めて設定するほか、「ふるぽ」特集ページ『ふるさと納税でJALを利用して旅に出よう』でツアーを紹介する。

《レスポンス編集部》

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