23日午前6時5分ごろ、群馬県高崎市内の県道で、徒歩で道路を横断していた74歳の女性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。クルマは逃走したが、警察は後に69歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。
群馬県警・高崎署によると、現場は高崎市倉賀野町付近で片側1車線の直線区間。丁字路交差点に横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。74歳の女性は徒歩で道路を横断していたところ、左方向から交差進行してきた軽乗用車にはねられた。
女性は足などを骨折。近くの病院へ収容されたが、容態を悪化させて死亡した。クルマはそのまま逃走したが、現場近くに設置されていた防犯カメラ映像から車両を特定。同市内に在住する69歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
聴取に対して男は「事故を起こしたことに気づいてはいたが、仕事に遅れそうなので立ち去った」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。