東京・お台場にて、9月24日におこなわれたカスタムイベント『Deus Bike Build Off 2016』の会場で、ヴィクトリーの日本オリジナルのカスタムコンプリート車『OCTANE JP LTD(オクテイン・ジャパン・リミテッド)』が初披露された。
アメリカのヴィクトリーモーターサイクルズ社は、排気量1200ccのDOHC60度Vツインエンジンを積む「OCTANE(オクテイン)」をラインナップしているが、世界的に有名なカスタムビルダー『KEN’S FACTORY』(愛知県名古屋市)の永井健次氏がこれをプロデュース。
同氏は言う。「コンパクトな車体とパワフルなエンジンが生み出す優れた運動性能を活かしながら、アメリカで人気の“クラブスタイル”に仕上げました」。
クラブスタイルとは高いハンドルライザーと短い幅のハンドルを装着し、スリムなスタイルを手に入れながら、走りのポテンシャルを高めるカスタム。アメリカのモーターサイクルクラブの間で圧倒的に支持されている。
そうしたトレンドのスタイルをベースに、ハンドルまわりやステップまわりを中心にアルミ削り出しパーツを追加。オクテインの持つスポーツマインドをさらに強調している。
永井健次氏はアメリカやヨーロッパのカスタムショーに精力的にエントリーし、これまで数多くのアワードを受賞。現在、アメリカ・カリフォルニア州ロングビーチに『KEN’S FACTORY USA』もオープンさせ、その活動は世界のカスタムファンから注目を集め、欧州や米国のカスタム誌で特集記事が組まれるほどの人気だ。